福祉施設の事務員ってどんなことするの?

事務

最近、福祉施設で事務員の求人情報を見かけるけど、他の事務員の仕事と内容がどう違うのかわからないという方も多いのではないでしょうかは?

ここでは、福祉施設で15年間事務員をしてきた、うさきちが福祉施設での事務員の業務について説明いたします

仕事内容

仕事内容は、勤務先は事業所によって異なりますが、メインとなる仕事内容は介護報酬請求業務(レセプト作成)をイメージする方も多いことでしょう

しかし、福祉施設の事務員の業務は介護報酬請求業務(レセプト作成)以外にもいくつかありますのでご紹介いたします

介護報酬請求業務(レセプト作成)

知っている方も多いと思いますが、やはりメインとなる仕事内容は介護報酬請求業務(レセプト作成)になります

介護保険制度で定められた要介護者の負担分を除いた費用を市町村に請求するために、書類を作成します

給与・賞与計算

他の事務員と同じように、施設に勤めている職員の給与計算など、労務に関する事務業務もおこないます

会計

こちらも、他の事務員と同じように、会計業務があります

日々の伝票入力や、決算仕訳、小口現金管理業務、通帳記帳業務を行います

福祉施設ならではの業務として、施設を利用している方のお小遣い管理などがあります

現場のお手伝い

時に、現場の業務に入ることもあります

資格を持っていなくてもできる範囲で、見守りや介助等をすることもあります

私の働いていた施設では、在宅の方に、お弁当を届けるサービスは事務員が行っていました

必要な資格

福祉施設の事務員は、特別な資格がなくても働くことができます

実際、私も入社当時は簿記3級しかありませんでした

特に何も資格がなくても困ることはありませんが、あれば役に立つ資格、事務員として福祉の世界にいる中で、学びたい人におすすめの資格を紹介します

簿記3級

多くの施設で会計ソフトを導入しているので、会計ソフトの操作がわかれば、なんとかやっていけるのですが、簿記3級があれば始めての会計ソフトでもなんとか操作することができたりします

また、福祉ならではの見慣れない勘定科目が出てくることもありますが、会計の基礎ができていると戸惑うことも少ないと思います

社会福祉士

こちらは、最初から持っていると福祉事務の多きな武器になる資格です

また、少しずつ福祉の事務員の仕事に慣れてきてからステップアップのために目指す資格としてもおすすめです

うさきちも、福祉施設の事務員を10年してから目指しました

ケアマネージャー

社会福祉士と同じように、福祉の事務員の仕事に慣れてきてからステップアップのために目指す資格としてもおすすめです

介護保険の給付管理業務をケアマネージャーは行いますが、福祉施設の事務員は介護報酬請求業務(レセプト作成)介護業務やケアマネジャーの業務サポートや電話対応を行うので、ケアマネージャーを目指す方には、大きなメリットと言えます

介護事務

介護事務は資格がなくても働くことはできますが、未経験で不安な方は就業前に資格取得を目指すことをおすすめします

衛生管理者

福祉施設に限らず、事業所の規模によって衛生管理者の選任する人数が決まっています

事業所によっては、短期間で事業所の規模を拡大して衛生管理者の人数が足りずに急いで職員に取得させるということがあります

うさきちが勤務していた福祉施設がまさにこのような状況に陥って、同僚の同じく事務員のにゃどころさんが急遽、勉強して資格を取得していました

だから、個人的にはすごく重宝される資格だと思っています

メリット

福祉の事務員は、福祉業界ならではのメリットをいくつか紹介していきます

福利厚生が充実している

社会保険完備の事業所が多いです

また、事業所によっては、各種予防接種が受けることができます

うさきちが勤めていた事業所では、家族の予防接種も一部助成していただいて非常に助かりました

現場で働く体力がない人でも安心

福祉施設で働くということは、入浴介助や利用者を抱きかかえたりと体力を必要とするイメージがありますが、福祉施設の事務員という働き方は、デスクワークが中心なので、介護現場で働くような体力がなくても働くことが可能です

介護の知識が身に着く

高齢になると、両親や身近な人、自分自身も介護保険制度を利用することになります。

実際、家族が施設でお世話になった時の利用料のイメージをつけやすくなります

うさきちも40代を過ぎて親の介護を考えるようになりました

両親二人を施設に預けると、想像以上の金額がかかることがわかり、両親も自分も健康でいなければと改めて思いました

デメリット

あまりデメリットを感じることはなかったのですが、デメリットもいくつか紹介させていただきます

給与が安い

介護事務の平均年収は日本の平均年収より低い傾向にあります

また、事務職自体の給与水準がそれほど高くないということもあり、業務が細かくて神経を使う割には給与が少ないと感じる方も多いようです

現場の職員と違って、手当などつかない事業所も多いです

請求ミスをすると施設の影響が大きい

介護報酬請求では、請求にミスがあった時には施設の運営に大きく影響してしまうため責任重大です

何度やっても、請求の時は何度も見直して見直して見直して、請求確定行っていました

感染症

コロナだけでなく、インフルエンザの時期もでしたが、自分がかからないように家族がかからないように、気を付けていました

まとめ

福祉施設の事務員を15年間やってきたうさきちが、福祉施設の事務員の仕事内容やメリット、デメリットを紹介させていただきました

福祉施設で働いたことにより、これから必ず、必要となる介護の知識を学ぶことができことは、すごく良かったと思っています

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